イベント担当必見!イベント動画制作のコツ【オープニング/エンディング/アタック動画】

イベントは企業がメッセージを伝え、ブランドを強化するための重要な機会です。その効果を最大化するために、動画の活用は欠かせません。特にオープニング動画やエンディング動画、いわゆる「アタック動画」は、参加者の気持ちを変えたり高めたりする演出ツールとして非常に効果的です。本記事では、
アタック動画の作り方動画制作のポイントブランディング視点での注意点について詳しく解説します。

アタック動画/アタックムービー/アタック映像という呼び名はいずれも同じ意味で、イベントのオープニングやエンディングで参加者の気持ちを動かす演出用映像のことを指します。短尺(30秒〜1分程度)でインパクトを伝える映像表現が一般的です。


1. アタック動画に何を期待するか

イベント用に動画を制作するという手間をかける以上、動画には一定の効果が求められます。動画に求める効果とは何なのでしょうか。それは

「イベントの目的達成のサポートをする」

ということに他なりません。イベントは何かの目的を達成するために実施され、参加者が集められます。イベント用動画制作の効果を最大化するためには、動画制作の過程でイベントの開催目的を明確にし、その達成をサポートするということを大事にする必要があります。


2. そもそもイベントの目的って?

イベントの目的図解

企業がイベントを開催する目的は多岐にわたりますが、そのほとんどはブランディングに関わっています。以下の図表に示すように、社内イベントと社外イベントの目的は異なります。

参加者 イベント例 目的
社内向け 周年イベントやキックオフ インナーブランディング、モチベーション向上
レクリエーションや交流行事 相互理解促進、モチベーション向上、インナーブランディング
コンテストや表彰 モチベーション向上、インナーブランディング
社外向け 新製品やサービスのPR サービス認知拡大、ブランディング向上
展示会やセミナー サービス認知拡大、ブランディング向上
株主総会 相互理解促進、ブランディング向上

様々な目的はあれど、企業が主催するイベントの大半は何らかのブランディングに繋がっています。ブランディングで大事なのは「他社とは違う独自の存在感」と「その価値に共感・信頼してもらう」ということです。

ビジネス動画は5W1Hでその目的を整理することができます。
その中で

アタック動画の役割は、イベント参加者(Who)にイベント自体や企業のブランド(What)を理解・共感してもらう(How)サポートツール

であると言えるのです。

When:いつ ティザー(予告)、オープニング、場面転換(幕間)、エンディング
Where:どこで イベント会場
Who:だれが、だれに イベント参加者
What:何を 企業・イベントのブランド
Why:なぜ インナーブランディング、モチベーション向上、ブランディング向上
How:どのように 動画による、ブランドへの理解/共感、当事者意識/参加意識の醸成

サムネイル
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3. 大事なのは「参加者が自分事であると認識する」こと

自分事であると認識すること

アタック動画でイベント参加者にイベントの理解・ブランドの理解をしてもらうために重要なポイントは、なにより参加者に「自分事である」と認識させることです。アタック動画ではWhatの部分である、企業・イベントの独自の存在感(≒ブランド)を可視化し、Howの部分で、動画ならではの手法を使って理解共感してもらうという作り方をします。


What:イベント/企業の独自の存在感を表現する

企業が大事にしていることを表現する

企業/イベントの価値観や理念を具体的な言葉やビジュアルにして表現します。アタック動画では、冗長なストーリーや文章は伝わりきらない可能性があります。参加者のリテラシーにあわせて、より簡潔なキーワード・理解しやすいキーワードにしながら、短い時間でイベント参加者に印象付ける工夫が必要になります。
また、ブランドは「積み重ねられた歴史」それ自体が説得力や信頼性に繋がります。企業やイベントがそのブランドの構築するまでの歴史を垣間見れる流れも、イベント参加者に対する理解の促進につながります。

イベントの主旨と企業の理念をシンクロさせる

一貫したアイデンティティがブランドの信頼性を高めるので、イベントのテーマとメッセージが企業の理念と一致するような見せ方も必要になってきます。企業の活動の中にイベントがあるのであり、企業の活動とイベントが別のものであるととらえられないようにする必要があります。

ビジュアルアイデンティティを統一する

テーマメッセージの一貫性だけでなく、ブランドカラーやロゴなどにより視覚的な一貫性も重要になってきます。アタック動画は短い時間の中でブランドを伝え、理解・共感のサポートをするツールなので

視覚的に統一することで、企業の理念とイベントのメッセージが統一されていると印象付ける

一助になります。


How:共感/信頼感を得る

参加者が共感しやすいキーワードを使う

ターゲットオーディエンスの特性や関心事を理解し、それに合わせたキーワードやフレーズを使用します。必ずしも判りやすい言葉であるとは限りません。参加者のリテラシーに合わせたワーディングを行い、専門的な用語を適切に使用しながら、参加者にとって「自分に向けたメッセージである」と捉えてもらうことが大事になります。

参加者が深く知っている情報を散りばめる

参加者がすでに知っている情報や経験に基づいた内容を盛り込みます。これは、視聴者に親近感を持ってもらうこと、信頼感を持ってもらうことに繋がります。
社外向けであれば、具体的なデータや事例を使用し、視聴者に「自分も同じような経験をしている」と感じさせることであったり、視聴者が常日頃感じているような課題感を顕在化させるようなキーワードを提示するといった方法があります。
社内向けであれば、イベント参加者であれば知っているような象徴的なアイテムやシーンなどを使うことで、より「自分事」につなげることが可能になります。

自分が動画に出演している

アタック動画で「自分事として認識させる」ために最も強い演出は、自分自身が動画に出演していることです。参加者自身が動画に出演することで、強いエンゲージメントを生み出します。
特に社内イベントでは、社員一人ひとりが登場することで、団結力が高まります。動画制作の一環として、参加者からのメッセージやフィードバックを収集し、それを動画に組み込んだり、参加者自身でなくても、よく知っている同僚や先輩などが動画に出演するだけでもエンゲージメントは高まります。


4. アタック動画をいつどうやって使うのか

アタック動画の使用シーン


アタック動画は「参加者の気持ちを変えたり・高めたりする演出ツール」

であり、動画の構成と使いどころによって、その効果も大きく変わってきます。

ティザー(予告)

イベントの募集や集客段階、集客完了後に期待感を高めるために用います。

  • 短く強烈なメッセージ:キャッチーなフレーズやインパクトのあるビジュアルを使う
  • 謎を残す:あえて全てを見せず、興味を引く
  • ターゲットを明確に:「〇〇なあなたへ」等、誰に向けたメッセージかを明確にする

オープニング

イベントの幕開けを盛り上げ、参加者の期待感を高めます。

  • イベントの主旨を強調:テーマや目的を明確にする
  • 視覚的インパクト:ダイナミックな映像や照明との連動で緩急を演出
  • 聴覚的インパクト:キャッチーな音楽やナレーションで没入感を演出

場面転換(幕間)

イベントの合間にリフレッシュしつつ、次への期待を持たせます。

  • テンポの良さ:短くテンポの良い動画で興味を持続させる
  • 次のセッションの予告:次に何が起こるかを示し期待感を高める

エンディング

イベントを総括し、ポジティブな印象や次回への期待を残します。

  • 感謝のメッセージ:参加者や協力者へ感謝を伝える
  • 次回への期待感:次回のイベントへの期待を持たせる
  • 総括と呼びかけ:成果をまとめ、次の行動を促す


5. アタック動画の制作事例

アタック動画構成における基本的な考え方と実際の利用シーンに応じたテクニックを盛り込んだ制作事例です。

事例1:ティザー動画1

周年イベント向けのティザー兼オープニング動画です。
職場で働く社員の動画とインタビューのキーメッセージを見せることで「自分が動画に出演している」という強い当事者意識を与えています。

事例2:ティザー動画2

研修会向けのティザー動画です。興味を引き立たせるため変化球的な構成になっています。
コンテンツに対する「謎」、研修効果がわかるような街頭インタビューによる「ターゲットの明確化」など、ティザー動画のテクニックを活用しています。

事例3:オープニング動画

社内向け/社外向けどちらにも使われたオープニングアタック動画です。
世界中で撮影された素材を用いることでグローバル企業としてのブランディング、過去の映像を活用することで企業が持つブランドとしての積み上げられた歴史を表現しています。

事例4:エンディング動画

イベントの締めくくりとして、参加者への感謝と未来への展望を表現したエンディング動画です。
エモーショナルな音楽と映像で、参加者にポジティブな余韻を残します。


6. イベント動画の種類と費用相場

ここまでアタック動画を中心に解説してきましたが、イベントで使われる動画にはほかにも複数の種類があります。それぞれの用途・尺・費用相場を整理しておきます。

動画の種類 用途 推奨尺 費用相場(外注時)
アタック動画(オープニング) イベント開幕で期待感・没入感を高める 30秒〜1分 30〜80万円
エンディング動画 イベント締めで余韻と次回への期待を残す 30秒〜1分 30〜60万円
ティザー動画 イベント告知段階で集客・期待醸成 15〜30秒 20〜50万円
場面転換(幕間)動画 セッション間のリフレッシュ+次への期待 15〜30秒 10〜30万円
ダイジェスト動画 イベント後のレポート・SNS拡散 1〜3分 30〜80万円
アーカイブ動画 講演や発表の記録・社内共有 30分〜数時間 10〜30万円
中継・配信動画 リアルタイム配信 リアルタイム 30〜100万円

これらの費用はAI活用で大きく変わってきています。アニメーション要素の強いアタック動画・オープニング・エンディング・ティザーは、AIで素材生成と編集を内製化することでコストを半額〜1/3に圧縮できるケースが増えています。AIを活用した動画制作の費用感は別記事『【2026年4月最新】アニメ制作費の早見表』で詳しく解説しています。

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7. まとめ

まとめ

アタック動画は、イベントの成功に欠かせない重要なツールです。その効果を最大限に引き出すためには、ターゲットの心理や期待を深く理解し、イベントの目的に合った内容を制作することが求められます。

  • 企業が大事にしていることを表現し、イベントと企業理念をシンクロさせる。
  • ビジュアルアイデンティティを統一する。
  • 参加者が共感しやすいキーワードや深く知っている情報をちりばめる。
  • 自分が動画に出演しているのが最もエンゲージメントが高くなる。

このような点を考慮しつつ、アタック動画の使いどころに応じて様々なテクニックを使ってみてください。

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Q.
アタック動画とアタックムービー、アタック映像は同じものですか?
A.はい、同じ意味で使われます。アタック動画/アタックムービー/アタック映像はいずれも、イベントのオープニングやエンディングで参加者の気持ちを動かす演出用映像のことを指します。「映像」が格式高い印象、「動画」が現代的、「ムービー」がカジュアルといった呼び分けが業界内であります。
Q.
アタック動画の長さはどれくらいが適切ですか?
A.30秒〜1分が一般的です。集中力を切らさず、メッセージを的確に伝えるには短尺が向いています。1分を超えると参加者の集中力が分散しやすく、効果が薄れる傾向にあります。
Q.
アタック動画の制作期間はどれくらいかかりますか?
A.内容次第ですが、企画から納品まで1〜2ヶ月が目安です。実写の素材撮影が必要な場合は2〜3ヶ月、AIや既存素材を活用する場合は2〜3週間で納品できるケースもあります。
Q.
オープニング動画とエンディング動画は両方作るべきですか?
A.必須ではありませんが、両方あるとイベント全体の印象が引き締まります。予算が限られる場合は、参加者の最初の印象を決めるオープニング(アタック動画)を優先するのがおすすめです。
Q.
イベント動画は内製と外注、どちらがおすすめですか?
A.規模と継続性で判断します。年に数回の重要イベントなら外注で品質確保、社内向けの定期開催なら内製でコスト抑制が現実的です。AIツールの普及で内製のハードルは下がっていますが、ブランド印象を左右する場面では外注が安全です。
Q.
ダイジェスト動画とアーカイブ動画の違いは何ですか?
A.用途と尺が違います。ダイジェスト動画はイベント後のSNS拡散・レポート用に1〜3分でハイライトをまとめた動画、アーカイブ動画は講演や発表の全編を記録した30分〜数時間の長尺動画です。

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