動画制作の進め方完全ガイド|実写・アニメ・AI動画の工程と選び方

「動画を作りたいけれど、何から手をつければいいか分からない」——制作会社へのご相談で、もっとも多く伺う声です。

動画制作の選択肢は、ここ数年で大きく変わりました。これまで主流だった実写とアニメーションの2択に、AI動画という第3の選択肢が加わり、それぞれが得意とする領域もはっきりと分かれてきています。AI動画は「アニメっぽい映像」というイメージを持たれがちですが、実は実写テイスト・セルアニメ・3DCGまで幅広く対応できる、表現の自由度がもっとも高い選択肢です。

この記事では、実写・モーションアニメ・セル手書きアニメ・AI動画の4手法を横並びで比較し、特徴・費用・期間・向いている用途を整理します。さらに、制作会社への問い合わせから納品までの流れを工程ごとに解説するので、はじめて動画を発注する方でも、自社に合う選び方と段取りがひと通り把握できる構成にしました。


動画制作の4つの選択肢|実写・モーション・セル手書きアニメ・AI動画

実写・モーションアニメ・セル手書きアニメ・AI動画の4手法のサンプル静止画を並べたビジュアル
動画制作の3つの選択肢|実写・アニメ・AI動画

まずは4つの選択肢、それぞれの特徴を押さえておきましょう。同じ「動画」でも、得意な表現も費用感も大きく違います。


実写動画

カメラで人や物を撮影する、もっとも歴史の長い手法です。実在する人物・場所・商品をそのまま映せるため、信頼感やリアリティを伝えたい場面に向いています。インタビュー、商品紹介、会社紹介、採用動画など、「本物であること」が価値になるテーマと相性が良い手法です。一方で、撮影日を確保する必要があるため、スケジュール調整やキャスティング、ロケハンなどの準備が必要になります。


モーションアニメ(モーショングラフィックス)

図形・文字・イラストを動かして情報を伝える表現です。図解との相性が良く、サービスの仕組み・業務フロー・データの動きなど、「目に見えない概念をわかりやすく見せたい」場面で力を発揮します。比較的短い期間と費用で制作できるため、サービス紹介や社内研修の動画として多く採用されています。


セル・手書きアニメ

1枚1枚絵を描き起こす、伝統的なアニメーション制作です。キャラクターの感情表現や世界観の作り込みに優れ、ブランドの世界観を強く打ち出したいCMやプロモーションに向いています。ただし制作工数が大きく、費用・期間ともにもっとも重い手法です。


AI動画

生成AIを活用した、もっとも新しい選択肢です。最大の強みは「スピード」「修正のしやすさ」「実写・アニメの両対応」の3つです。実写風・セルアニメ風・3DCG風・色鉛筆風・モーション風・ドット絵風などを、ひとつのワークフローでまかなえます。短尺の動画やテイストを試したい案件と特に相性が良く、制作期間も最短1週間から対応可能です。


4つの選択肢を一覧で比較

それぞれの特徴を一覧で見比べると、選びやすくなります。

実写 モーションアニメ セル・手書きアニメ AI動画
費用感 5分まで50〜70万円 1分30万円/3分50万円 15秒150万円〜/1分300万円 30秒14.8万円〜/30秒×6本58.8万円
制作期間 ドキュメンタリー型3週間〜/演出型最低3か月〜 1.5か月〜 3か月〜 1週間〜
対応できる尺 長尺◎ 中尺○ 中尺○ 短尺◎・長尺△
修正のしやすさ
対応できる表現の幅 実写のみ アニメ表現(絵柄は自由) アニメ表現(絵柄は自由) 実写もアニメも対応可

※費用・期間はSmarveeでよくご相談いただく案件の目安です。内容によって変動します。
※AI動画の修正は「カット単位の差し替え」が得意な領域です。「ネクタイの色だけ変える」「動きに2秒タメを作る」といったピンポイントの修正は苦手な点だけ、事前に押さえておくと安心です。

ざっくりとした選び方の指針として、

  • 信頼感・本物の説得力を出したい → 実写
  • 仕組み・概念を整理して伝えたい → モーションアニメ
  • 世界観・ブランドを強く打ち出したい → セル・手書きアニメ
  • 短納期・複数パターン展開・テイストの自由度がほしい → AI動画

という分け方を、ひとまず頭に入れておくと以降の章が読みやすくなります。


制作会社を決めるまでの流れ(3パターン共通)

実写・アニメ・AI動画のどれを選んでも、制作会社が決まるまでの流れは大きく変わりません。問い合わせから発注までの4ステップを、順に見ていきましょう。


1. 制作会社への問い合わせ

最初のアクションは、気になる制作会社のお問い合わせフォームから連絡を入れる、もしくは電話で相談を伝えることです。「まだ何も決まっていない段階」でまったく問題ありません。Smarveeでも、新規でご相談いただく方の多くは「予算感が分からないので、ざっくり提案してほしい」というスタートで、それで普通に話が進みます。

問い合わせの段階で、わかる範囲で次の情報を添えていただけると、その後のやり取りがスムーズです。

  • 動画の用途(例:サービス紹介、社内研修、採用、CMなど)
  • 想定している尺(例:30秒、1分、3分など)
  • 公開先(例:Webサイト、YouTube、展示会、社内など)
  • 「こんな動画を作りたい」というイメージ(箇条書きでOK)
  • 希望納期(決まっていなければ「未定」でかまいません)
  • 参考にしたい動画のURL(あれば。なければイメージの言葉だけでも十分です)

参考動画のURLは、広告代理店からの依頼ではよく添えられますが、新規でご相談いただく方の場合は持っていないことのほうが多いので、「箇条書きで雰囲気を伝える」だけでも問題ありません。

予算についても「未定」で大丈夫ですが、「上限の感覚」だけでも添えていただけると、提案できるパターンが具体化します(例:「100万円以下で何ができるか知りたい」など)。


複数の制作会社に相談する場合は、最初に伝えるのがおすすめ

複数社で比較検討する場合は、初回の問い合わせ時に「他社さんとも比較しています」と一言添えていただくのがおすすめです。隠す必要はまったくなく、むしろ最初に共有いただいたほうがお互いに得になります。

過去に「そういう軸で見ているなら、もっと早く言ってほしかった」という場面が何度もあったため、ここは特に強調しておきたいポイントです。あわせて、何を軸に選ぶか(価格/提案内容/実績/対応スピードなど)も伝えていただけると、制作会社側もその軸に沿った形で提案を準備できます。


2. ヒアリング・打ち合わせ

問い合わせ後、初回のヒアリング(オンラインまたは対面)が設定されます。ここで制作会社側から投げかけられる質問は、おおよそ次のような内容です。

  • 「どんな課題を、誰に、どう伝えたいか」
  • 「動画を見た人にどう感じてほしいか/どう動いてほしいか」
  • 「ブランドガイドラインや既存の素材はあるか」

このヒアリングで答えた内容が、企画・構成・見積もりの土台になります。社内で目的が固まりきっていない場合でも、打ち合わせの中で制作会社が一緒に整理してくれるケースがほとんどなので、現時点でわかっていることをそのまま伝えれば大丈夫です。

可能であれば、社内の意思決定者(決裁者)が同席するか、議事録を共有できる体制をつくっておくと、後の手戻りが減ります。


3. 見積書・提案書の確認と比較

ヒアリングの内容をもとに、制作会社から見積書、必要に応じて提案書(企画書)が届きます。

ただし実情としては、初回のヒアリングだけで「企画書としてまとめられるほど与件が固まっていない」ことのほうが多いのが現実です。Smarveeでも、最近は次のような形で返答することが増えています。

  • 類似事例の共有+費用感の提示:過去に手がけた近い案件をお見せしながら、「このくらいの規模ならこのくらいの費用です」とお伝えする
  • 「概算でも書類が欲しい」場合は、一式見積もりに近い形で:与件が固まっていない段階では、可能な範囲で業務を想定して内訳を組み、概算としてお出しする
  • 企画書としてまとめるのは、要件が見えてきた段階で:方向性が定まったタイミングで改めて企画書として整える

つまり、「立派な企画書が最初から出てくる=良い制作会社」とは限りません。むしろ、与件のフェーズに合わせて、必要な粒度で情報を出してくれる会社のほうが、実務的には進めやすい相手だと言えます。


AI動画ならではの強み|打ち合わせ後に「動くサンプル」を提出

AI動画の場合、Smarveeでは打ち合わせ後にワンシーンだけ実際に動くサンプル映像を、ほぼ毎回お出ししています。

文字や静止画の絵コンテだけでは伝わりにくい「テイストの雰囲気」「動きのスピード感」「クオリティの肌感」が、動くサンプルなら一発で確認できます。実写やセル・手書きアニメでは、この段階で動くサンプルを出すのは現実的に難しい一方、AI動画は生成スピードが速いため、見積もり・提案と同じタイミングで「ほぼ完成形に近い感触」を確認していただけるのが大きな違いです。

「想像していたテイストと違った」というミスマッチを、発注前の段階で潰せるのは、AI動画ならではの大きなメリットです。


見積書を見るときのポイント

見積書については、次の3点をチェックすると後悔が減ります。

  • 項目の粒度:与件が固まっている案件であれば、企画・撮影(または素材作成)・編集・修正対応などの内訳が分かれているか
  • 修正対応の範囲:何回まで/どの段階での修正が含まれているか
  • 追加費用の発生条件:撮影日数の延長、ナレーション差し替え、BGM追加などで追加料金が発生する条件が明示されているか

価格の安さだけで決めると、後から修正費がかさんで結局高くつくケースもあるため、総額と合わせて中身も確認するのがおすすめです。


4. 発注

提案内容と見積もりに納得できたら、正式に発注します。発注時は、業務委託契約書(または注文書・請書)を取り交わし、次の項目を確定させるのが基本です。

  • 制作物の仕様(尺・本数・納品形式)
  • 制作スケジュール(マイルストーンと最終納期)
  • 検収・修正対応のルール
  • 支払い条件(着手金/納品後支払いなど)

実務上は、契約書を交わさずに「見積書+受注確認のメール」のやり取りで発注成立とするケースもあります。スピード感を優先したい場合に取られる進め方ですが、トラブル防止の観点では契約書を取り交わすのが望ましく、もし簡易な進め方を取る場合でも、スケジュール(着手日・中間確認・最終納品日)はメール上で必ず明記しておくことをおすすめします。

ここまで決まれば、いよいよ制作のキックオフです。次の章では、発注後にクライアント側で準備しておくと制作がスムーズに進む3つのポイントを解説します。


発注後、クライアント側で準備すること(3パターン共通)

発注が決まると、いよいよ制作がスタートします。ここからは制作会社の手が動くフェーズですが、実はクライアント側の準備が整っていないと制作が止まってしまうポイントが3つあります。事前に押さえておくと、納期の遅れや手戻りを大きく減らせます。


参考資料・素材の提供

制作会社が動き出すために、クライアント側から渡していただきたいのが、参考資料と素材です。具体的には次のようなものがあります。

  • ブランド関連:ロゴデータ、ブランドガイドライン、コーポレートカラーやフォントの指定
  • コンテンツ素材:紹介する商品・サービスの資料、原稿の元になる文章、写真・動画素材
  • 過去の制作物:以前作った動画やパンフレット、Webサイトなど、トーンを揃えたい参考物
  • イメージの参考:「こういう雰囲気にしたい」という他社動画のURLや画像

ここでよくあるのが「ロゴデータが社内のどこにあるか分からない」「正式な素材は法務確認が必要で時間がかかる」といったケースです。Smarveeでは、こうした場合公開ページに掲載されているロゴ画像などを仮素材として使って制作を先行させ、正式データが届いたタイミングで差し替えるという進め方をよく取ります。素材集めで制作全体を止めてしまうのは機会損失が大きいので、「先に進められるところから進める」のが現実的な落としどころです。

ただし、ブランドガイドラインや色指定など、最初に方向性を決める段階で効いてくる情報は、なるべく早めに共有していただけるとスムーズです。「最初から必要なもの」と「あとから差し替えで間に合うもの」を制作会社と仕分けしておくと、お互いの動きが噛み合いやすくなります。


社内の確認体制と方針合意のつくり方

制作中は、絵コンテ・初稿・修正版など、複数のタイミングでクライアント側の確認が発生します。このとき避けたいのが、終盤になってから上位の決裁者から根本的な方針修正が入るケースです。当初の合意がひっくり返ると、企画段階まで戻って組み直しになり、追加費用や納期遅延の原因になります。

ただ、決裁者を初回打ち合わせに同席させる、といった調整は現場担当者の力だけでは難しいことも多いはずです。もしちゃぶ台返しの不安があれば、過去の経験からいくつかの進め方をご案内できますので、お気軽にご相談ください。たとえば、

  • 制作工程を「並行」ではなく「順を追って」進める:複数の工程を同時並行で動かすのではなく、要所要所で報告・確認ポイントを設けて、ひとつずつ合意を取りながら進める形にする。これだけで、終盤での大きな手戻りはかなり減ります
  • その分、制作期間に少しゆとりを見ておく:順を追った進め方は安全な代わりに、どうしても期間が長くなります。発注時点で「確認の往復回数 × 1回あたりの社内確認日数」を見込んだスケジュールを引いておくと、無理のない進行になります

といった、進め方の調整が考えられます。

加えて、ささやかなことですが、制作会社と一度は対面で(あるいはWeb会議で)顔を合わせておくことが、トラブル防止にとても効きます。テキストやメールだけでやり取りしていると、小さなニュアンスのズレが積み重なって、最後に大きなズレになりがちです。「顔が見える関係」になっておくだけで、率直な相談や確認がしやすくなり、結果的に手戻りが減ります。

いずれにせよ、社内の体制や進め方に不安があれば、発注前・発注直後の段階で制作会社に相談しておくのがおすすめです。早めに共有しておけば、進め方そのものを社内事情に合わせて設計してもらえるので、後のリスクを大きく減らせます。


スケジュール感の共有

制作会社が組むスケジュールは、クライアント側の確認・回答スピードを織り込んで設計されます。そのため、社内の確認フローにかかる日数を、最初に伝えておく必要があります。

伝えておきたい情報は次の3つです。

  • 社内確認に要する日数:絵コンテ確認や初稿確認に、社内で何営業日かかるか
  • 避けたい時期:決算期・繁忙期・大型連休など、確認が止まりやすい期間
  • 公開日や使用予定日:展示会、キャンペーン開始日、株主総会など、動かせない期日

特に「公開日が決まっている」場合は、最初の打ち合わせで必ず伝えてください。逆算してスケジュールが組めない、もしくは間に合わない場合は、納期を優先して企画の規模を調整するなどの判断が必要になるためです。


制作工程の流れ|3パターンの違い

企画・構成→制作→編集→試写・確認→納品の5フェーズで構成される動画制作の工程フロー図
制作工程の流れ|3パターンの違い

ここからは、実際の制作がどんな工程で進むのかを見ていきます。実写・アニメ・AI動画のいずれも、大きな枠組みは共通していますが、それぞれに固有のプロセスや時間のかかり方があります。


3パターンに共通する基本フロー

どの手法でも、制作は次の5つのフェーズで進みます。

企画・構成 → 制作 → 編集 → 試写・確認 → 納品

  • 企画・構成:動画の目的・ターゲット・伝えたいメッセージを整理し、絵コンテや構成台本に落とし込むフェーズ
  • 制作:実写なら撮影、アニメなら作画やアニメ化、AI動画なら画像生成・動画生成にあたるフェーズ
  • 編集:カットを並べ、ナレーション・BGM・効果音・テロップなどを加えて1本の動画に仕上げるフェーズ
  • 試写・確認:完成版をクライアントに確認してもらい、修正対応を行うフェーズ
  • 納品:指定された形式(ファイル形式・解像度・尺)でデータを納める最終フェーズ

3パターンの違いは、主に「制作」フェーズの中身と、各フェーズにかかる時間の配分にあります。以下でそれぞれの特徴を見ていきます。


実写動画の場合

実写動画は、「撮影日」が中心軸になるのが最大の特徴です。撮影日に向けて企画・絵コンテ・香盤表(撮影スケジュール表)を固め、キャスティング、ロケハン(撮影場所の下見)、機材手配を並行して進めます。撮影は半日〜数日間で行い、その後の編集・MA(音声仕上げ)・ナレーション収録を経て完成です。

撮影が一発勝負になるため、企画と準備の段階で内容をしっかり固めておく必要があり、その分前工程に時間がかかります。一方で、長尺の動画にも安定して対応できる手法です。


アニメーション動画の場合

アニメーション動画は、モーションアニメセル・手書きアニメで工程が大きく異なります。

  • モーションアニメ:企画(台本)→ グラフィックボード(絵コンテ+デザイン)→ アニメ化 → MA・ナレーション。図形・文字・イラストを動かす表現で、グラフィックボード(絵コンテとデザインを兼ねた設計図)とアニメ化が制作の中心です。最近はナレーションを直前までAI音声で仮当てして尺感を確かめながら進め、最後に本番収録するスタイルも増えており、修正の柔軟性とスピードが上がっています
  • セル・手書きアニメ:企画 → 絵コンテ・レイアウト → キャラ・背景の設定 → 原画 → 中割 → 仕上げ・編集(合成)。現在のアニメ制作はほぼデジタルツールで進められるため、紙のセル画を1枚ずつ塗っていた時代のイメージとは異なりますが、それでもカットごとに動きを設計する必要があり、工数は他の手法より多くなります

両者に共通するのは、一度作り始めると「動きそのものの修正」が重くなる点です。アニメ化や原画の段階に入ってからの根本的な方針変更は、企画段階まで巻き戻ることが多いため、絵コンテの確認段階でしっかり合意を取っておくことが何より重要になります。

アニメーション動画の制作費用については、別記事で詳しく解説しています。

【2026年4月最新】アニメ制作費の早見表|AI活用で1分20万〜、種類別相場と納期

2026年4月時点、AI活用でアニメ制作費は種類や工程で大きく変動。AIでコストを抑えられるものもあれば、変わらないもの...

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AI動画の場合

AI動画は、「画像生成」と「動画生成」という独自の工程があるのが特徴です。

  • 企画 → キャラ・背景の設定 → 絵コンテ+画像生成(同時進行)→ 動画生成 → カットつなぎ

実写の「撮影」、アニメの「作画」にあたる部分が、AIによる生成に置き換わるイメージです。Smarveeでは絵コンテと画像生成を同じ工程で進めるため、企画の段階から「実際の見た目」を確認しながら進められるのが大きな特徴です。

なお、スマービーAIの基本パッケージは「カットつなぎまで」を含む構成で、グラフィックテロップ、合成・演出、効果音などの仕上げ工程はオプションとして個別にお見積もりしています。「どこまでが標準でどこからが追加か」は会社により異なるため、見積もり時に必ず確認しておくのがおすすめです。

AI動画の強みは、制作期間の短さとカット単位での差し替えのしやすさです。生成スピードが速いため、企画段階から「動くサンプル」をお見せでき、テイストの確認も発注前に済ませられます。一方で、生成された映像のピンポイントな修正(特定の部分だけ色を変える、など)は苦手な領域なので、その点は事前に押さえておく必要があります。

AI動画は実写風・セルアニメ風・3DCG風・色鉛筆風・モーション風・ドット絵風など、テイストの幅が広いのも大きな魅力です。Smarveeのサービスページでは、具体的なテイストや活用シーンの事例をご紹介しています。

自社に合う進め方を相談したい方へ

目的・予算・スケジュールをお伺いして、過去の類似事例とあわせて最適な手法をご提案します。



Smarveeに相談してみる


用途別・選び方ガイド

ここまで読んでいただいて、「結局うちの場合はどれを選べばいいんだろう」と感じている方に向けて、よくある用途ごとに向いている手法を整理します。Smarveeでよくご相談いただく案件タイプから、5つを取り上げました。


サービス紹介

サービスや商品の特徴・使い方・導入メリットを伝える、もっとも定番の用途です。

  • 実写:実物の質感、使用シーン、お客様の声をそのまま伝えたい場合の本命
  • モーションアニメ:サービスの仕組み、業務フロー、抽象的な機能の説明を図解で見せたい場合に強い
  • AI動画:短納期で立ち上げたい、業界別・ターゲット別に複数バリエーションを出したい場合に向く


社内研修

業務マニュアル、新入社員教育、コンプライアンス研修など、社内向けに繰り返し視聴される動画です。

  • 実写:実際の作業手順や接客対応など、人の動きそのものを見せたい場合
  • モーションアニメ:ハラスメント・コンプライアンスなど、抽象的な概念を図解で整理して伝えたい場合
  • AI動画:シリーズ展開で複数本まとめて作りたい、内容更新の頻度が高い研修に向く


イベント・アタックVTR

イベント冒頭で流すオープニング映像、登壇者の登場演出VTR、表彰式の演出映像など、印象づけが目的の短尺動画です。

  • 実写:会場の臨場感、過去回のハイライト、登壇者の紹介映像など
  • モーションアニメ:会社ロゴワーク、実績やデータをドラマチックに見せたい場合
  • AI動画:短期間で世界観のあるオープニング映像を作りたい、複数パターンを用意したい場合
  • セル・手書きアニメ:予算とスケジュールが許せば、ブランドの世界観を強く打ち出した演出が可能


会社紹介・採用

コーポレートサイトのトップ動画、採用LP、会社説明会で流す動画など、自社の魅力を伝える用途です。

  • 実写:社員インタビュー、オフィスや現場の雰囲気を見せたい場合の本命。「人」を見せることが信頼につながる用途
  • モーションアニメ:会社の沿革、事業領域、数字(実績・規模感)を整理して伝えたい場合
  • AI動画:採用ターゲット別に複数パターンを展開したい、定期的にリニューアルしたい場合


広告・CM

TVCM、Web広告、SNS広告など、不特定多数に向けた訴求動画です。

  • 実写:商品の本物感、出演者の存在感で信頼感を出したい場合
  • モーションアニメ:機能・特徴を整理して訴求したい、コスパよく複数本を作りたい場合
  • AI動画:SNS広告で複数テイストをA/Bテストしたい、短サイクルでクリエイティブを差し替えたい場合
  • セル・手書きアニメ:ブランディング寄りのCMで、世界観や情緒に訴えたい場合

「自社の用途には、結局どれが合うんだろう」と感じた方へ
動画の目的・予算感・スケジュールをお伺いしたうえで、過去の類似事例とあわせて最適な手法をご提案します。「予算感だけ先に知りたい」「AI動画でこんな表現ができるか相談したい」など、どんな段階のご相談でも歓迎です。

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確認・修正対応・納品の流れ(3パターン共通)

制作工程の最終フェーズが、確認・修正対応・納品です。実写・アニメ・AI動画のどれであっても、「完成版を確認 → 必要があれば修正 → 納品」という流れは共通ですが、最近は完成版を一度に見せるのではなく、粗い編集の段階から少しずつ確認を重ねる進め方が主流になっています。


段階的な確認と「1回目の提出」

以前は、ある程度仕上げた完成版を「試写」として一度にお見せする進め方が一般的でした。しかし最近は、粗い編集の段階から段階的に確認を取りながら進め、全体が揃ったタイミングで「1回目の正式提出」をする流れに変わってきています。途中段階で方向性を確認できる分、後半の大きな手戻りを防ぎやすく、結果的に納期も読みやすくなります。

確認のスタイルについても、Smarveeでは現在は9割以上の案件が「立ち会いなし」で進んでいます。共有されたデータをクライアント側で都合の良いタイミングで確認し、修正点を文書でまとめてフィードバックいただく、という流れです。立ち会いでの試写を行うのは、放送・大型イベントなど高額案件で、その場で複数の意思決定者の合意を取る必要があるケースに限られつつあります。


修正対応の進み方|手法によって流れが大きく違う

修正対応の進み方は、手法ごとに大きく異なります。動画の選び方を考えるうえで、ここはぜひ押さえておきたいポイントです。

  • モーションアニメ・AI動画:修正の融通が利くため、1回目の提出後に微修正だけで完成することが多いパターン。テロップ修正、カットの差し替え、テンポ調整などは比較的すぐに対応できます
  • セル・手書きアニメ:手戻りが重いため、粗編集の段階ごとに細かく確認を取りながら進め、1回目の提出はほぼ完成稿に近い形で出す進め方が中心です。原画や中割の段階に入ってからの方針変更は影響が大きいため、絵コンテ・レイアウトの段階での合意が何より重要になります
  • 実写:セル・手書きアニメに近い進め方になります。撮影前の絵コンテ・香盤表でしっかり方針を固め、撮影素材が揃った段階で構成の確認を取ることもあります。再撮影が必要な修正はコスト・期間ともに重いため、撮影前の準備に時間をかけるのが基本です

修正点はできるだけ「具体的に・1回でまとめて」共有していただけると、修正の往復回数が減り、納期遅延を防げます。「○秒のカットを△△に差し替え」「テロップ□□のフォントを××に変更」のように、誰が見ても同じ解釈になる粒度で伝えていただくのがおすすめです。


納品の流れ

修正対応が完了し、最終版でOKが出れば納品となります。最近はほとんどの案件でデータ納品となり、確認しておきたい項目は次の通りです。

  • ファイル形式:MP4、MOVなど。Web公開、社内利用、放送用など、用途に応じて指定
  • 解像度・尺:Full HD(1920×1080)、4K、縦型(1080×1920)など。SNS用に複数フォーマットが必要な場合は、最初の発注段階で伝えておくとスムーズ
  • データの受け渡し方法:オンラインストレージやファイル転送サービスでの共有が一般的

素材データ(撮影素材や編集元データ)の保管については、Smarveeでは原則2年間を保管期間としてお約束しています(実運用上は、それ以降も保管されているケースがほとんどです)。「あの動画を15秒に短縮したい」「テロップだけ差し替えたい」といった追加対応が後日発生した場合、保管期間内であれば再編集をスムーズに進められます。


まとめ|自社に合う選択肢を選ぶために

ここまで、動画制作を「実写」「モーションアニメ」「セル・手書きアニメ」「AI動画」の4つの選択肢から選ぶ視点で整理してきました。最後にポイントをまとめます。

  • 本物感・信頼感を伝えたい → 実写
  • 仕組み・概念を整理して見せたい → モーションアニメ
  • 世界観・ブランドを強く打ち出したい → セル・手書きアニメ
  • 短納期・複数パターン展開・テイストの自由度がほしい → AI動画

選び方を一言でまとめると、「何を伝えたいか × どれくらいの予算と期間か × 修正対応をどう進めたいか」の3軸で考える、ということに尽きます。同じ目的でも、「公開まで1か月しかない」「広告で複数パターンをA/Bしたい」「ブランドの世界観を時間をかけて作り込みたい」など、状況によって最適解は変わります。


これからの新しい選択肢としてのAI動画

特にAI動画は、ここ数年で実用レベルまで一気に進化した、新しい選択肢です。実写風・セルアニメ風・3DCG風・色鉛筆風・モーション風・ドット絵風などを1つのワークフローでまかなえる表現の幅、企画段階から「動くサンプル」を出せるスピード感、カット単位での差し替えが軽い修正対応——これまでの実写・アニメと並ぶ、第3の選択肢として位置づけが確立しつつあります。

Smarveeでは、AI動画の受託制作サービス「スマービーAI」を提供しており、企画から納品までを一気通貫でサポートしています。テイストや活用シーンの具体例は、サービスページでご紹介しています。

AI動画制作【スマービーAI】

AI動画の受託制作サービス「スマービーAI」。実写風・セルアニメ風・3DCG風・色鉛筆風・モーション風・ドット絵風まで、...

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「自社の場合、どの手法が合うか相談したい」「AI動画ならどんな表現ができるのか具体的に見てみたい」「予算感とスケジュール感だけ先に知りたい」——どんな段階のご相談でも、お気軽にお問い合わせください。動画の用途や課題をお伺いしたうえで、過去の類似事例や費用感をご案内します。

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よくある質問(FAQ)

Q.
動画制作の費用相場はどのくらいですか?
A.手法によって大きく異なります。Smarveeでよくご相談いただく案件の目安では、実写は5分までで50〜70万円、モーションアニメは1分30万円・3分50万円、セル・手書きアニメは15秒150万円〜・1分300万円、AI動画は30秒14.8万円〜・30秒×6本まとめ58.8万円(1本あたり9.8万円)ほどです。具体的な金額は内容によって変動するため、見積もりで確認するのが確実です。
Q.
動画の制作期間はどのくらいかかりますか?
A.実写は撮影内容によって幅があり、ドキュメンタリー型なら3週間〜、演出型なら最低3か月〜が目安です。モーションアニメは1.5か月〜、セル・手書きアニメは3か月〜、AI動画は最短1週間〜が一般的です。社内確認のスピードや修正回数によっても前後します。公開日が決まっている場合は、最初の打ち合わせで必ず伝えてください。
Q.
実写・アニメ・AI動画はどう使い分ければいいですか?
A.信頼感や本物の説得力を出したいなら実写、仕組みや概念を整理して伝えたいならモーションアニメ、世界観・ブランドを強く打ち出したいならセル・手書きアニメ、短納期や複数パターン展開・テイストの自由度を求めるならAI動画が向いています。「何を伝えたいか × どれくらいの予算と期間か × 修正対応をどう進めたいか」の3軸で考えると整理しやすいです。
Q.
予算や納期が決まっていなくても相談できますか?
A.問題ありません。Smarveeでも、新規でご相談いただく方の多くは「予算感が分からないので、ざっくり提案してほしい」というスタートで進んでいます。動画の用途と「上限の感覚」(例:「100万円以下で何ができるか知りたい」など)だけ添えていただけると、提案できるパターンが具体化します。
Q.
AI動画は実写やアニメの代わりになりますか?
A.テイストや用途によります。AI動画は実写風・セルアニメ風・3DCG風・色鉛筆風・モーション風・ドット絵風などを1つのワークフローでまかなえるため、表現の幅は広い手法です。ただしカット内のピンポイントな修正(特定の部分だけ色を変える、など)は苦手な領域なので、修正の進め方を踏まえた使い分けがおすすめです。
Q.
制作会社を選ぶときに見ておくべきポイントは何ですか?
A.見積書では「項目の粒度」「修正対応の範囲」「追加費用の発生条件」の3点をチェックすると後悔が減ります。価格の安さだけで決めると、後から修正費がかさんで結局高くつくケースもあるため、総額と中身の両方を確認するのがおすすめです。

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