動画制作とマーケティングが切っても切れないワケ

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最近、『動画マーケティング』という言葉を聞くことが増えてきました。動画マーケティングと言われると、なんか小難しい感じがしてしまいますよね。

しかし、動画を制作する際にマーケティングの視点で考えることはとても重要です。
そこで今回は、なぜ動画制作をマーケティングの視点で考えることが重要なのかについて書いていきたいと思います。

そもそもマーケティングの定義とは

まずは、マーケティングの概念について確認しておきましょう。マーケティングの定義はかなりあいまいで、いろいろな団体・人によって定義されています。その一例が以下となります。

マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである。
(フィリップ・コトラー)

マーケティングとは、組織と利害関係者にとって有益となるように、顧客にたいして価値を創造・伝達・提供し、顧客との関係性を管理したりするために行われる組織的な活動とその一連の過程である。
(米国マーケティング協会)

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
(日本マーケティング協会)

マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
(Wikipedia)

様々な定義がありますが、共通しているのは、マーケティングは価値を創造し他者に対してその価値を伝えるプロセスを踏むことです。

動画とマーケティングの関係性とは

動画を制作する際には、『どこで、誰に、何を伝え、何を達成するのか』を考える必要があります。それは上記マーケティング定義のうち、『他者に対してその価値を伝える』を考えるプロセスと同じです。
video-and-marketing-relationships1
たとえば、化粧品を動画を使ってプロモーションしたい場合では、以下のように考えます。

どこで・・Webサイトに掲載、駅のデジタルサイネージで流す

誰に・・商品のメインターゲットは40~50代女性なので、動画を見てもらいたいのも同じ40~50代女性

何を伝え・・商品の売りが『しわを消す』『天然素材』『価格が安い』なのだが、その中でも特に『しわを消す』を伝えたい

何を達成するのか・・動画を見たお客様が小売店で、競合商品ではなくこの新商品を選ぶようにしたい。

もちろんこれは商品に限った話ではなく、採用や会社紹介でも同様のプロセスで考えます。

どこで・・就職説明会で流す

誰に・・新卒採用を希望する大学生

何を伝え・・営業部門の採用を増やしたいので、営業のよさを伝えたい

何を達成するのか・・(潜在的に営業部門を希望する)動画を見たターゲットがWebフォームを経由して応募してくる

上記は一例ですが、他のどんな動画においても『どこで、誰に、何を伝え、何を達成するのか』を考えることが重要です。

動画と他のコミュニケーションツールとの違いは?

先述の通り、動画を制作する際には『どこで、誰に、何を伝え、何を達成するのか』を考える必要がありますが、これはWebやチラシといった他のコミュニケーションツールでも同様です。
では、動画という媒体は、他のツールと何が違うのでしょうか。その違いによって、気を付けなければならないことは何でしょうか。

動画が他の媒体と比べて優れている点と劣っている点は以下となります。

【他の媒体と比べて優れている点】
・複雑な情報をわかりやすくまとめて伝えることができる。
⇒1分間の動画が伝える情報量は180万語と言われている。
・視覚・聴覚を両方を通じたアプローチが可能
⇒Web・紙といった2次元媒体にはないエモーショナルなアプローチができる。

【他の媒体と比べて劣っている点】
・1画面ですべてを表現できない。
⇒30秒の動画なら30秒間動画を見なければすべては伝えきれない。
・再生環境を整える必要がある。
⇒掲載媒体によって、ファイル形式や画質などを調整しなくてはならない。

動画は短時間でわかりやすく伝えたいことを伝えることができます。また、”動き””音”があるため興味・関心を引くといった使い方もできます。

動画を制作・利用する際には、マーケティングの概念における『他者に対してその価値を伝える』を念頭に置いた上で、動画ならではの特徴をうまく利用することが重要です。


動画制作・動画マーケティングは「スマービー」