せっかく苦労して作った動画を公開しても、視聴者にその動画を見つけてもらえなければ何の意味がありません。
最終的な視聴数や、動画広告からのアクセスやコンバージョンを伸ばすためには、まず動画への流入を増やすことが重要なポイントとなります。
そこで今回は、以下の記事でもご紹介した米国Yahoo!が2013年12月に発表した調査『Why Online Video is a Daily Habit(Yahoo Insights Team)』の結果より、視聴者がどのようにWEB動画を発見しているのか、ご紹介したいと思います。
調査名:Why Online Video is a Daily Habit
(調査方法1)聞き取り調査
サンプル数:20 対象年齢:16~34歳
対象者概要:日常的に動画視聴している
(調査方法2)WEB調査
サンプル数:1,775 対象年齢:16~44歳
対象者概要:週に少なくとも数回Web動画を視聴している
ソーシャル(ブログ・口コミ・SNSなど)経由での動画発見が最も多い
動画を見つける経路としてソーシャル(ブログ・口コミ・SNS)経由が最も多く78%を占めています。
次いでブラウジングや検索で見つけることが多くなっています。
一方で、広告経由で動画を見つける視聴者は18%と、ほかの経路に比べ圧倒的に低くなっています。
このデータから、
ということが考えられます。
動画を見つけてもらうには、SNSでシェアを狙うのが近道!?
上記の発見経路を更に細かく見てみると、
ソーシャルでは、SNS経由が50%と最も高くなっており、次いで口コミが45%となっています。
ブラウジングでは、ネットサーフィンが45%、次いでリコメンドが34%となっています。
このように、ユーザー自身が信頼できる情報源において、動画を見つけることが多いようです。
SNSや口コミを介して伝達しやすいよう、言葉で端的に表現できる内容であることや、信頼が厚いインフルエンサーから拡散してもらう仕掛けが重要になってきます。
コンテンツごとに異なる動画の発見経路
こちらは縦軸に発見経路、横軸にコンテンツの種別が並んでいるマトリクスになります。
データの通り、動画の発見経路はコンテンツごとに異なるようで、例えば映画の場合、口コミ、サーチエンジン、動画サイト経由での動画発見が多くなっています。
私たちが制作するプロモーション動画や動画広告は、上記のデータ区分だと「Online video clips」や「Original」カテゴリに属すると考えられるので、ビデオアグリゲーター経由、つまり適切な動画プラットフォームでシェアやチャンネル登録などのアクションを促していくことが最も重要になってきます。
参考:
https://advertising.yahoo.com/Insights/ONLINE-VIDEO-DAILY-HABIT.html