YouTube上位500ブランドの視聴総数は、月間7億22百万ビュー
OpenSlateが発表したトップブランド2014のレポートで、エンターテイメント産業以外での上位500ブランドがYouTubeを使って広告を発信するための取り組みやデータが発表されていますので、本日はこちらをいくつかのトピックを掻い摘んでご紹介したいと思います。
サマリー:
Top500ブランドのYouTubeチャンネルの視聴総数は月間7億22百万ビュー 1チャンネルあたり平均視聴総数は140万ビュー チャンネル登録者総数は4100万人 チャンネルあたりの平均登録者数は82,000人 ここ1年で登録者数が2倍以上増えている
上位500ブランドだけあって、かなりの視聴数となっています。
チャンネル登録者数が2倍に増えているという結果も踏まえ、今後もチャンネル数・視聴者数ともに増えていくことが考えられます。
チャンネル数では、テクノロジー業界がトップ -131チャンネル-
産業別に見るとテクノロジー業界が最多で131チャンネルを占めます。その中では、Googleが24チャンネル、Samsungが18チャネルを占め、Samsungの最も人気あるチャンネルは80万人の登録者を集めているようです。
また、教育分野はチャンネル登録数が少なく、トップ5のブランドが占める割合が低いにもかかわらず、チャンネルあたりでは30万人以上と最高の平均登録者を集めており、TED Talk単体ではなんと220万人ものチャンネル登録者がいるとのことです(現在は245万に到達しているようですね、凄い!)。
サマリー:
テクノロジー業界が最多で131チャンネルを占めている 販売、小売業は100チャンネル以上ランクインしている 自動車産業は75チャンネル 日用品は65-70チャンネル 教育分野のチャンネル数が最も少ないが最も平均登録者数が多い
平均視聴者数は食品業界がトップ -チャンネルあたりで400万ビュー超え-
チャンネルあたりの月平均視聴者数
1コンテンツあたりの視聴者数
平均視聴者数は食品分野がトップになっており、チャンネルあたりで400万ビューを超えています。最もチャンネル数が多いテクノロジー分野の視聴数は3番目の視聴数となっています。
チャンネル登録数のデータと併せて見てみると、チャンネル登録数と平均視聴数の相関関係は強くないことも分かります。
200ビューでチャンネル登録者を1人獲得
また、2014年3月に313人のオンラインメディアプランナーとバイヤーに調査をした結果では、その他いくつかのトピックが挙がっています。
オンラインメディアプランナーの41%が今後1年の間でYoutubeにもっと広告宣伝費をかける予定で、Youtubeの広告主の49%がTV広告の予算をYoutubeへシフトさせると答えた
平均すると200ビューで1人のチャンネル登録者を獲得しているが、この数字は業界によって異なり、例えばアルコール飲料は1,400ビューで1人のチャンネル登録者を獲得するが、教育はほぼゼロに近い
YoutubeのメディアバイイングのKPIとしてチャンネル登録者の増加の指標を利用しているのは、僅か20%に過ぎない
僅か13%しかYoutubeマーケティングに特化したコンテンツを制作してない
3分の1はTV CMを焼き直ししたコンテンツをYoutube広告に使うと回答しており、レストランでは半分以上、ビジネス・金融では45%がそれに該当したが、教育では10%程度に留まったまた、レストランや、ビジネス・金融はYoutube動画の長さの平均が2分以下なのに対し、教育は20分と大幅に長くなっている
更にREELSEOは、今回のレポートデータの考察で、もしTV広告を焼き直してYoutubeで流せば、視聴数は増えるものの視聴者は番組を登録したいとは思わないということを示唆するものだと述べています。
また、価値の高いコンテンツであれば、登録者や視聴数を急激に増やすことも可能だということも同時に述べています。
ここ12カ月の教育カテゴリにおける番組当たりの視聴数の急激な増加を示しており、YouTubeマーケティングでのROIを向上させるためにも、運用やブランド構築などの手法は色々学びたいものです。