素晴らしい動画を制作しても、視聴者が具体的なアクションを起こしてくれなければ、マーケティング動画としては失敗です。
今回は、vidyard.comに掲載されている、CTAにつながる効果的な動画マーケティング手法を6つを紹介していきます。
CTA:
「Call To Action」の略。日本語では「行動喚起」が近い。
WEBサイトで訪問者を、とってもらいたい行動に誘導することを意味し、
多くの場合はボタンやリンクの形で表示される。
1.コンテンツの一部を動画で見せる
電子書籍や、統計データといった有用なコンテンツやデータが多く含まれている商品については、それらの一部を動画に入れて紹介しましょう。
CRMで有名なSalesforseのExactTargetの動画では、販売している統計データの一部がインフォグラフィックで表現されており、堅苦しいイメージを取っ払った様々なユーザーの興味を引く構成になっています。
2.別の動画につなげる
動画自体が長くなる場合や、コンテンツ自体が複数の内容で構成されている場合、動画の最後に別の動画への誘導を挟むことも有効です。
フォルクスワーゲンの「ラリー・ワールド」のキャンペーンでは、動画の最後に同キャンペーン内の別の動画への誘導用ボタンが設置されています。
3.キャンペーンランディングページへ誘導する
YouTubeに本体サイトへの誘導用動画を掲載している場合、YouTubeからキャンペーンランディングページへ誘導し、動画で伝えきれていないコンテンツを見せることが重要です。
動画を視聴したあとしばらくしてから、検索を行う視聴者も多いと考えられますので、動画でキャンペーンを行う場合は、専用のランディングページを持つことはとても重要になってきます。
AT&Tの動画では、KimとCarlに会うためには、「pets-talking.com(期間限定キャンペーンランディングページ)に来てね」という内容のアノテーションを入れています。
アノテーション:
YouTube 動画にオーバーレイとして表示されるクリック可能なテキスト
4.自社サイトへ誘導する
キャンペーンランディングページがない場合は、自社サイトへ誘導してください。
この場合も、アノテーションを使うことが有効です。世界最大の家電量販店ベストバイは、YouTubeで「詳細はこちらをクリック」といったシンプルなアノテーションを設置して、効果的に自社サイトに誘導しています。
5.購読者になってもらう
自社サービスの加入者・購読者は、すでにあなたのサービスに興味をもっている大切な顧客です。顧客に新しいサービスを動画で見せることは、シンプルですが重要です。
ファッションブランドのフレンチコネクションでは、動画上でチャンネル登録を促す仕掛けを仕込み、より効率的に見込み顧客へ動画を送り届けることができる環境を構築しています。
日本でも有名なYoutuberの皆さんは大体この機能を使っているので、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
6.動画の最後にコンタクトフォームを設ける
動画の最後に問い合わせフォームを設けることで、視聴者を離脱させることなく、CTAにつなげることができます。
動画マーケティング プラットフォームであるVidyardの動画では、動画にシームレスにフォームを設置して、興味を引いた視聴者を逃さず引きつけています。
まとめ
以上、Call To Actionにつなげるための6つのポイントいかがでしたでしょうか。
動画からアクションにつなげるためには、映像コンテンツにこだわるだけでなく、アノテーションや問い合わせフォームなどホスティングサービスの機能を有効に使うことや、誘導先のページの設計などが重要になってきます。自社サービスの動画を制作する場合は、どのようにCTAにつなげるのか併せて検討しましょう。
参考:
https://www.vidyard.com/blog/6-examples-of-effective-video-calls-to-action/