- 1 YouTubeの動画広告で360度動画が解禁
- 2 360度動画とは?
- 3 (事例1)”シンブンシ”になりきれ!:予告犯360°
- 4 (事例2)ブラジル代表ネイマールになりきれる!:Nike Hypervenom II
- 5 (事例3)GoProのアクティビティ疑似体験:Spherical: Land, Air and Sea
- 6 (事例4)コカ・コーラによるダンス動画:Tour de la Botella Coca-Cola
- 7 (事例5)南の島のリゾート疑似体験:Visit Hamilton Island in 360˚
- 8 (事例6)360度のミュージックビデオ:Avicii「Waiting For Love」
- 9 時代は360度動画を使ったVR(バーチャルリアリティ)プロモーションへ
YouTubeの動画広告で360度動画が解禁
先日YouTubeにおいて360度動画のTrueView広告が解禁されました。コカ・コーラやナイキが既に広告を出稿し、コカ・コーラのケースでは通常のTrueView広告より36%高いビュースルーレートを記録するなど、高い効果が出ていることが報告されています。そこで、今後このようなプロモーション映像やコンテンツが増えることを見越し、360度動画の事例を紹介していきます。
※PCで視聴する場合はGoogle Chromeをご使用ください。
360度動画とは?
360度動画とは、全方位に視点を自由に動かせるパノラマ動画のこと。たとえば、映像内で上を見上げたり、振りむいて後ろを見る、なんてことができます。YouTubeでは今年の3月に360度動画に対応し、誰もが自由に動画をアップロードできるようになりました。現在対応しているのは、Google ChromeブラウザかiOS版とAndroid版のYouTubeアプリです。
(事例1)”シンブンシ”になりきれ!:予告犯360°
映画とTVドラマで公開された「予告犯」のプロモーション映像。「先入観にとらわれず、見方を変えると、そこに真実がある」という作品のテーマに沿い、予告犯“シンブンシ“の視点で中野区にある商店街を歩き、隠された真実を発見する映像となっています。
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(事例2)ブラジル代表ネイマールになりきれる!:Nike Hypervenom II
ナイキのシューズブランド「ハイパーヴェノム2」のプロモーションとして公開された360度動画。ブラジル代表のネイマール視点でゴールを決めるまでを疑似体験できます。
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(事例3)GoProのアクティビティ疑似体験:Spherical: Land, Air and Sea
アクションカムの最大手GoProによる360度動画。イルカとの並走やパラグライダー、ロッククライミングの疑似体験など、360度動画との親和性が非常に高いプロモーションとなっています。
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(事例4)コカ・コーラによるダンス動画:Tour de la Botella Coca-Cola
コカ・コーラが制作したプロモーション動画は、ボトルデザイン100周年を記念したもの。コカ・コーラを積んだカートを運んでいると、大勢のダンサーが登場し周囲を踊るというエンターテイメントなストーリー。前述のとおり、通常のTreView広告に比べ、36%高いビュースルーレートを記録しました。
※ビュースルーレートとは広告効果の指標の一つで、広告の表示回数に対するコンバージョン数の割合のこと
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(事例5)南の島のリゾート疑似体験:Visit Hamilton Island in 360˚
オーストラリアの航空会社であるカンタス航空によるプロモーション動画。オーストラリアにある人気のリゾート地、ハミルトン島での滞在を擬似体験できます。スキューバダイビングの海中映像は必見。
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(事例6)360度のミュージックビデオ:Avicii「Waiting For Love」
EDMで今最も勢いのあるスウェーデン出身のDJアヴィーチーの最新ミュージックビデオ。円形状に並んだドアを使ってダンサーが手品のように出入りを繰り返してはダンスを繰り広げていきます。国内外のミュージックビデオで360度動画を使用するケースが増えており、今後はライブやイベントのプロモーションでも使用されるかもしれません。
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時代は360度動画を使ったVR(バーチャルリアリティ)プロモーションへ
これらの360度動画はYouTube上で体験するだけではなく、オキュラスリフトのようなヘッドマウントディスプレイを使用することで、映像世界に入り込んだようなVRコンテンツとしても利用できます。今まではヘッドマウントディスプレイの価格がVRコンテンツの普及の上で課題となると考えられていましたが、グーグルが発売しているカードボードなどの低価格VRビューワーの登場で、手持ちのスマートフォンと組み合わせて気軽にVRコンテンツを楽しめるようになりました。旅行業界では既に店頭で導入している企業もあり、今後360度動画を使ったVRプロモーションから目が離せません。