2016年は、FacebookやTwitterに代表されるソーシャルメディアへの動画広告出稿がトレンドとなっていますが、その中でも利用者数が伸びてきているインスタグラムへの動画広告出稿が注目されてきています。
インスタグラムとは
スマートフォンで撮影した画像を簡単に加工・シェアできる画像共有アプリで、2010年10月6日にリリースされました。写真の他にも15秒までの動画も投稿でき、FacebookやTwitterなど他のSNSとも連携も簡単です。アクティブユーザ数は全世界で4億人/月(2015年9月22日時点)、インターネットユーザの20%がインスタグラムを使っています。(2014年9月26日時点)
日本でも月間利用者数は810万人で1年前の約2倍と利用者が急増しています。日本での利用者は女性が男性の約1.8倍、利用者比率は20代以下が中心となっており若い女性に好まれたサービスとなっています。
広告出稿の規定が変わったことにより気軽に広告出稿できるように
インスタグラムは2015年10月1日より、設定した予算内で広告配信を運用できる広告形式をリリースしました。それによって、それまでは一部大手企業しか利用できなかった広告をどの企業でも低予算で気軽に出稿できるようになりました。広告効果の管理ツールもFacebookと連携しており使いやすい作りになっています。
広告出稿方法は?
インスタグラムに広告を出稿するにあたっては、Facebookの広告作成メニューまたはパワーエディタより広告を作成、出稿する流れとなります。Facebook同様に年令・性別・趣味など細かいターゲティングも可能です。広告動画の尺は30秒以内、Facebook広告の出稿規定同様画像内に20%以上のテキストを表示できない使用となっています。
インスタグラム広告を使った事例
事例1)複数のインスタグラムの画像から隠された時計を探し出すキャンペーン
スイスの時計メーカー:オリス)
耐水・耐圧に優れた時計で有名なオリスのインスタグラムを使ったキャンペーンです。複数の画像から隠された時計の画像を探し出してハッシュタグをつけて投稿すれば商品をもらえるというもの。複数枚の写真で作り上げられた1つのコンセプト画像はとても美しいものとなっています。
事例2)”遷移”をうまく使った事例
スウェーデンの家具販売店:IKEA)
画像をクリックしていくと、欲しい商品にたどり着くといったインスタグラムをECサイトのような使い方をした事例です。興味のあるシーンイメージからどんどんニーズを深堀していき商品にたどりつくという遷移を意識した作りになっています。
事例3)動画をうまく使った事例
イタリアのアイスメーカー:Cornett0)
国際キスデーにキスシーンを撮影・インスタグラムに投稿するという企画です。専用の台座に回転するカメラが設置され360°周りからキスシーンを撮影してくれます。
まだまだいろいろな活用方法がありそう
ご紹介したキャンペーン事例もそうですが、インスタグラムアカウントと動画広告を組み合わせた面白いプロモーション方法はまだまだ見つかりそうです。気軽に広告出稿できることもありアイデア次第で大きな効果を生み出すチャンスです!
参考URL:
https://expandedramblings.com/important-instagram-stats/
https://www.netratings.co.jp/news_release/2015/01/Newsrelease20150127.html
https://www.facebook.com/business/help/976240832426180
https://adsoftheworld.com/media/online/ikea_the_shelves_that_instagram_shifted
https://www.youtube.com/channel/UCAg3JyPFI3sh3dg9wP9W84w