株式会社富士通マーケティング様 インタビュー

富士通マーケティング様に、社内用メッセージ動画を制作する際スマービーをご利用いただきました。
スマービー利用の経緯と評価について、経営戦略本部 経営企画統括部 Vision 2020推進室の宮野寛之室長と担当の今園真理氏にお話を伺いました。

- 富士通マーケティング様は、どのようなお仕事をされているのでしょうか

富士通マーケティングは、主に中堅民需市場、いわゆる中堅の民間企業をお客様とする富士通グループの中核となるシステムインテグレーターです。

弊社の特徴としては、メーカー系のシステムインテグレーターとして北海道から、沖縄まで全国に拠点があることと、コンサルティングから、機器販売、ソフトウェア開発、設置工事、保守までの一貫したサービスの提供や商品の企画、開発、販売パートナー支援の全てワンストップで提供できることです。

お客様の抱える問題点をICTで解決するため、自社のリソースに加えて富士通グループの総合力を結集しサービスを提供しています。

中堅民需市場以外では、大企業や中小企業、官公庁や自治体、公共団体、銀行や病院など多種多様なお客様にソリューションを提供しています。エリア、業界、販売サポート体制の全てにおいて、幅広く手がけているといえます。

- 動画制作を制作しようとしたきっかけについて教えてください

弊社では、2015年5月に社長をトップとした「Vision 2020」プロジェクトが発足しました。当プロジェクトは、2020年に向けた「ビジョン」や「目指す姿」を社員全員で共有して推し進めるプロジェクトです。

このプロジェクトをスタートするにあたり、全国の拠点にいる約3,500名の社員に対して、社長自ら「自分の声で会社のかかげるビジョンを伝えたい」という希望がありました。一方で、社長からのメッセージを全社員に伝えるために、全国の拠点に勤める社員を一ヶ所に集めることは難しいと考えました。

そこで、Vision 2020をきちんと理解してもらうために動画というアイデアに辿り着きました。経営者が動画で社員向けにメッセージを伝えるということは一度もやったことがありませんでしたが、動画の効果に対する期待が大きく、チャレンジしてみようということで、動画制作を検討することになりました。

- Vision 2020を動画で伝えた効果について教えてください

弊社は、全国に拠点があるので、入社以来、社長が話しているところを見たことがないという社員もいます。こうした社員にとっては、実際に社長のメッセージを動画で見ることで、社長の人柄、にじみ出る人格、熱意などが伝わるだけでも効果があったのではないかと思います。

これまで文字だけで伝えていた情報を声で伝えることで、こうした社長の人間性の部分が伝わり、Vision 2020プロジェクトに対するとらえ方や理解の深さが格段に変わったと思います。

動画を公開して以来、社員からは「これまでのテキストやeラーニングのようなコンテンツに比べて、重要なキーワードに字幕やイメージ映像が付いているので圧倒的に分かりやすい」、「こういった情報発信を今後も継続して欲しい」という声が多く聞かれました。

この社長からのメッセージ動画は、会社の目指す姿を繰り返し伝えるコンテンツとして、毎年行われる新人研修や社内の階層教育でも使われています。また、イントラで自由に閲覧できるので、ワーキンググループ、ワークショップなどで使うことも多く、これまで1200回以上の視聴回数を記録しています。

- 動画サービスを利用する前の課題について教えてください

そこで、Vision 2020は、中期計画を包含する上位概念と位置づけて、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)型の社員側からすると負の部分を無くすといったネガティブな方向性のメッセージではなく、本来あるべき会社の成長する方向を描き、それに近づいていこうというメッセージを方針として伝えたいと考えました。

社員からは、「業績は安定して伸びているものの目の前にある数字に追われて会社の目指す方向性が分かりにくい」、「自分の成長する姿が描きにくい」、「もっと新しいことにチャレンジしたい」といった意見が出ていました。

中期計画は、テキストで社内公開していましたが、どれほどの社員が読んでいるかも分からなかったですし、テキストだけだと感情や表情とか真剣度合いといった経営者側からの温度感が伝わりにくいという課題がありました。また、日々変わっていく経営環境の中で、現状の延長線上では会社は成長していかないのではないかという危機感もありました。

弊社では、3年単位の中期計画を策定していましたが、大きな変化を繰り返す中で自社のアイデンティティが分かりにくくなったという声も聞こえてくるようになりました。

- スマービーに動画サービスを依頼した経緯について教えてください

動画制作を企画したものの、私達は、経営戦略本部という部署ですので動画制作を依頼するにも経験もなければ、コネクションもありません。そこで、動画制作会社を検討するにあたり動画に詳しい社員に相談をしたところ、スマービーが良いのではないかと提案がありました。

信頼できる社員が薦めるのであれば、間違いがなかろうということでスマービーにお声がけをしました。実は、彼自身もスマービーを利用したことは無かったようなのですが、スマービーに掲載されている会社・事業内容の紹介動画などを見て「どうしても気になる会社がある」と私たちに紹介してくれました。

- 動画サービス制作会社の選定基準について教えてください

1.限られた時間と予算の中で実現できそうであったこと

本来は、いくつかの会社にお声がけしてお話を聞いて決めるべきなのですが、Vision 2020で掲げる「ビジョン」や「目指す姿」が2015年の10月に策定でき、年内から年明けには全社員向けにメッセージを伝えたいと考えていましたので、本当に時間がありませんでした。また、残念ながら予算も限られたものでした。

そんな折に、スマービーからは、スピーディーかつ効率的に進めるためのご提案や、具体的なイメージを掴むために参考となるような新人採用や会社案内の動画をご紹介いただきました。

弊社の現状を踏まえ、これらの具体的提案ができるスマービーなら、私たちが想い描いているようなメッセージを限られた時間と予算の中で作ってくれそうだと感じました。

2.プロジェクトのメンバーとして一緒に作り上げられるのではないかと確信できたこと

私たち経営企画メンバーはVision 2020については強い想い入れがありましたので、制作会社に丸投げしても自分たちが想い描くような良いものは出来ないだろうと思っていました。発足当時から半年以上Vision 2020のプロジェクトに携わっていた私たちは、言葉にせずとも誰もがそういう想いを持っていました。

良いものにするためには、こちらの想いを汲み取ってくれて実現するために意思疎通ができることとか、最後まで責任を持って一緒に作り上げていってくれる必要があります。

私たちの想いを真摯に受け止めてくれるスマービーなら、一緒に良いものを作り上げることができそうだと思いました。

- スマービーの動画制作サービスの評価について教えてください

スマービーにお願いして良かったと思うところは、制作にあたって納得がいくまで話し合いができたことです。弊社側のメンバーも、想い入れが強いので動画制作には詳しくないにもかかわらず、色々と細かい要望をお願いしました。

スマービーは、それに対して何度もご提案を出していただきました。最後には、事務所まで押しかけて、文字の色、出るタイミング、改行や動きまで変えて欲しいと細かくお願いし、全てを受け止めていただきました。

また、こちらが迷っていることに対して、プロ目線でズバッとアドバイスいただけたことも助かりました。実際に動画撮影時には、弊社の社長に対して、「もっとこうした方が良いですよ」といったアドバイスをしていただいたのですが、私たち社員が社長に対して意見は言いにくいのでとても助かりました。

- 最後にスマービーをおすすめするポイントを教えてください

動画制作は、依頼する側に明確な想いがなければできないと感じています。私たちには、強い想いがあったのですが、それを整理しきれていないところがありました。

スマービーは、こうした私たちの想いをバランス良く整理して実際に動画という形に変えてくれました。社長のビジョンをかたる動画は、繰り返し使うことができるので、想定以上に活用ができました。

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