【初心者必見!】初めてのFacebook動画広告(第三回:効果測定編)

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Facebook動画広告に関する本シリーズも今回で最終回となります。
第一回ではFacebook動画広告の基本を、第二回ではFacebook動画広告の出稿を、最終回となる第三回では、Facebook動画広告の効果測定の方法をご紹介していきます。

まずは管理画面を確認

Facebookページの右上にある三角形プルダウンボタンをクリックし、「広告を管理」からFacebookの広告管理画面へ。各キャンペーンが一覧で表示され、現在出稿中のキャンペーンやそれぞれのパフォーマンスがわかります。

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キャンペーン結果の詳細を確認

広告結果の詳細を確認したい場合は、閲覧したいキャンペーン名をクリックしてください。キャンペーン下に作成された広告セットが一覧で表示され、数値とグラフで表示されます。前回出稿した動画広告の2015/10/23/から10/29までの一週間の広告結果がこちらです。

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一週間で動画の再生数は1936回、リーチ数は7790人、使用金額は3423円だったので動画再生の一人あたりのコストは2円となりました。


項目の詳細

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広告セットの一覧に表示する列の項目はプルダウンから変更可能です。「パフォーマンス」「配信」「エンゲージメント」「動画エンゲージメント」「アプリのエンゲージメント」「カルーセルエンゲージメント」「パフォーマンスとクリック」「クロスデバイス」に加えて、「列をカスタマイズ」を選択すれば細かく表示する列を変更可能です。内訳のプルダウンからは年齢や地域などの詳細を表示可能です。

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プルダウンから「動画エンゲージメント」を選択し、再生時間の詳細を見ると10秒未満で動画再生から離脱しているのは約75%、最後まで動画を再生した人数に至っては6.4%の129人となりました。動画のはじめ10秒がいかに重要かがわかるかと思います。このデータを受けて今後考えられる方針としては、10秒未満の離脱率を下げる為につかみを工夫した動画、あるいは10秒未満で言いたいことを全て伝えてしまうような構成の動画を制作することです。動画の課金方式を動画再生時間10秒以上にのみ課金する視聴単価に変更するのもコスト改善の可能性があります。


グラフの表示

視覚的に広告結果を確認できるグラフは「パフォーマンス」「オーディエンス」『配置」の三種類から選択できます。それぞれ確認していきましょう。

パフォーマンス

まず「パフォーマンス」では「動画再生数」「リーチした人数」「消化金額」の推移を確認できます。

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動画再生数はグラフを見ると再生数が初日に最も多く、緩やかに落ちていることがわかります。

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広告がリーチした人数も初日が最も多く、フリークエンシーが上がるにつれリーチ数は減少しています。

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消化金額は一日あたり500円と設定していた為、ほぼ直線上のグラフとなりました。

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最後のカスタムではグラフに反映させる数値を自分で選択することが可能です。表示内容は「結果:動画再生数」「結果(累積):動画再生数」「リーチ」「リーチ(累積)」「消化金額」「消化金額(累積)」「アクション数」「インプレッション数」「インプレッション(累積)」「フリークエンシー」「結果の平均コスト」「CPM(インプレッション単価)」の12項目となります。

オーディエンス

次に「オーディエンス」では年齢層別に動画広告の視聴者の詳細が確認できます。表示内容は「結果:動画再生数」「消化金額」「リーチ」「インプレッション数」から選択できます。

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男女ともに45-54歳の年齢層にもっとも関心を持たれている可能性があることがグラフから読み取れます。

配置

最後の「配置」では動画広告がどこに配信されたかが確認できます。

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動画広告の配置先は『デスクトップニュースフィード」「デスクトップの右側広告枠」「モバイルニュースフィード」「Instagram」「モバイルでのおすすめ動画フィード」です。表示内容はオーディエンスと同じく「結果:動画再生数」「消化金額」「リーチ」「インプレッション数」から選択できます。

動画再生数の割合はデスクトップより圧倒的にモバイルが多いことがグラフから読み取れます。

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また、モバイル内訳を選択すると、デバイス毎の内訳が確認できます。今回設定したターゲットのマーケターなどはiPhoneの保有者が多いようで、半数以上iPhoneに広告配信される結果となりました。


広告効果について

今回の広告出稿実施した結果は以下となりました。
・1再生あたり2円、合計7790人にリーチ
・クリック単価132円、
・リンククリック単価1712円

今回の結果から、主な視聴者はモバイル(iPhone)での視聴かつ、45-54歳の男性がメインであることがわかりました。また、リンククリック単価はかなり高い結果となりましたが、メインターゲットに合わせクリエイティブの調整を行うことで、よりコスト効率のよい広告に改善していくことができるでしょう。


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